刑事フォイル

刑事フォイルというTVドラマにハマっています。

第二次大戦中のイギリスが舞台。

本来、東南アジア諸国の雑然とした風景が好きなのですが、

このドラマのイギリスの片田舎の美しい風景にも魅了されます。

 

大戦から70年以上も経過すれば、当時を想像だにしない人々も増え、

40,50代の人がどのような目で見ているのか気になります。

私も戦後生まれではありますが、その名残の時代を味わった世代です。

 

無知な個人的感想ですが、戦勝国イギリスは戦時中も、

アメリカと同じように物資が豊富だと思い込んでいました。

しかしドラマに出てくるのは、日本と同じように物資が不足した市民生活や

思想統制のようなものだったりします。

 

戦時下になるまでは権力の座になかったものが、

権力を持たされた時の人間の弱さとかも出ています。

人間のすることは、いずこも同じなのですね..。

 

愛する人を不条理に失った時の思いだってそうです。

 

キリスト教では日本ほど墓参りはしないと聞いたことがありましたが、

フォイルが妻の命日に墓参するシーンが大変印象的でした。

 

お墓があってこそのシーンでした。