鶴と亀
おはようございます。
お彼岸が近付きました。ちょと台風が心配です ^^;
面白い話を見つけたので、ご紹介...^^
お婆さんの膝に寄り添い、可愛い手を合わせて仏壇を拝んでいた孫が、
ある朝、不思議そうに尋ねた。
「鶴や亀は、どうしてあんなところにいるの?」
「それはね、鶴は千年、亀は万年と言って、めでたい生きものだから、
お浄土のような綺麗な仏壇の中にいられるのだよ」との答え。
孫は、ますます不思議そうに、
「鶴は千年、亀は万年たつとどうなるの?」
「わかってるじゃないか、死ぬんじゃがな」
「鶴や亀は、死ぬとどうなるの?」
「鶴や亀は、めでたい生きものだから、死んだら直ぐお浄土へ行くのさ」
「お浄土へいってどうするの、お婆ちゃん」
「まあ、おまえは、わからない子だね。
お浄土へ行ったらローソク立てになるのじゃがな」
柴山全慶 禅心禅話 より