馬鹿
琅琊榜ロスを味わった後、日本にもなじみ深い逸話の宝庫として
項羽と劉邦King’s warという中国ドラマを楽しんでいる。
秦の2代皇帝・胡亥の時代、権力をふるった宦官の趙高が、自分の味方と敵を判別するため一策を案じた。彼は宮中に鹿を曳いてこさせ『珍しい馬が手に入りました』と皇帝に献じた。皇帝は『これは鹿ではないのか』と尋ねたが、趙高が左右の廷臣に『これは馬に相違あるまい?』と聞くと、彼を恐れる者は馬と言い、彼を恐れぬ気骨のある者は鹿と答えた。趙高は後で、鹿と答えた者をすべて殺した。
という馬鹿の由来ともいえる場面を見た。
そこで、馬鹿の由来を調べてみた ^^
サンスクリット(梵語)説 最も有力な説である。
サンスクリット語で「痴、愚か」を意味するmohaの音写である莫迦の読みからくるとする説。僧侶が使っていた隠語であって馬鹿という表記は後の当て字であるとする。江戸時代の国学者天野信景が提唱した説であり、広辞苑をはじめとした主要な国語辞典で採用されている。
同じサンスクリット語のmahailaka(摩訶羅:無知)(新村出、石黒修)、あるいはmaha(摩訶:おおきい、偉大な)を語源とする説もある。
バングラデシュの公用語であるベンガル語でも「バカ」という単語は日本語と同じく愚かな者を指す。ベンガル語はサンスクリットを祖語とする。
どうやらこの辺のところが定説のようで、「馬鹿」のうち鹿の「か」は訓読み(日本語)であり、中国風の音読みで馬鹿を「ばか」と読むことはできないなどの問題があるようで、項羽と劉邦のお話は関係ないようですね。
お彼岸を迎え、お墓参りの方々で賑わってます^^