「カンユ」と言えば思い浮かぶのは「肝油」ですネ... ^^;
小学生の頃、夏休みによく食べました~^0^
今回は1200年も昔の偉い人、韓愈(768~824)のこと。
晩年になって時の皇帝を強く諫めたため、流謫(左遷)されてしまいます。
一族で左遷先への移動中、病気だった四女を亡くします。
仕方なく簡素な埋葬だけして、そこを後にします。
左遷の地で厳しい体験をし、変節ともいえる上奏文を書き、
許されてまた転任するのです。(詳しくは省きます)
都への帰途、仮に埋葬したお墓の前で、
亡くした子への慚愧の思いを吐露した詩を作ります。
その後も慚愧の思いは深くなるばかりで、
死ぬ前年にその墓を再度訪れ、墓をあばき骨を拾い、
郷里の先祖の墓に埋葬するのです。
無神論者に近い考え方の持ち主、韓愈にしても、
この心の痛みは、弔うことでしか癒せなかったのかも。
祖父母、父母、自分たち、そして子や孫と、
順番を守って亡くなっていければ幸せなのですが。
子供や伴侶を先に失った人の痛みは、察するに余りあります。