愚か者のことば 

こんにちは。

数年前ですが、こんなことを考えました。

 

深海探査船が、光も届かない海底の様子を見せてくれました。

想像を絶する高圧。

地底から勢いよく湧き出る、硫黄を含んだ熱水。

少し離れれば極低温の暗闇。

餌も少ないこの劣悪な環境下に、

よく生物がいるものだとアナウンサーの声。

 

その時ふと思ったのです。

そこに棲む深海生物たちにとって、

本当にそこは不毛で劣悪な環境なのだろうか。

上から目線の人間の身勝手な評価ではないか。

もし人間が、救ってやるつもりになって、

温かで餌も豊富な、低圧の海表面に移したら、

そこに待っているのは..死 ?

 

「救い」とは何か?

その時、その場所、そのままで、救われることじゃないかと..。

 

 

その後のカエル君

こんにちは。

帰ってきたカエル君が、昨日はまた行方不明でした ><

今朝、法要室周りの掃除中...はっけ~~ん ^0^

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結構ゴソゴソ動きますねぇ ^0^

 

閑話休題

ブログ管理人のすきな言葉をご紹介。

座右の銘という程では無いですが...。

「 説似一物即不中 」

「 従門入者不是家珍

  従縁得者始終成壊 」

絶対自由を意味する禅の教えでは、

あらゆる言葉について回るなと言われますが、

そんな偉い師匠ではないので、これらの言葉は大好きで、

折に触れて思い出します。

 

 

 

 

 

 

 

 

台風一過のカエル君

広島に限って言えば、大した事なくて良かったです。

災害を受けられた皆様には、心から早期の復旧をお祈りします。

 

墓園内はと言えば...。

職員一同朝早出して、昼前には元通りに綺麗になりました!!

 

一昨日のカエル君がいないので、

風で吹き飛ばされたかと、心配しながら探したら...。

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はっけ~~ん!!

玄関口まで移動してました~^0^

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けっこうな移動距離です。

風の吹くところを避けたのでしょうか?^0^

帰ってきた

こんにちは。

明日の台風が心配です。

なんだか日本海側を通過しそうですネ~。

一応の台風対策は終わりました。

農作物などの被害が、少ないことを祈るばかりです。

 

 

どこかに旅立っていた、カエル君が帰ってきました^^

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予知しているのでしょうか?

壁にピタッと張り付いちゃって..^0^

少しずつ変色し始めています!

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台風に飛ばされるなよ~~^^

カンユ

「カンユ」と言えば思い浮かぶのは「肝油」ですネ... ^^;

小学生の頃、夏休みによく食べました~^0^

 

今回は1200年も昔の偉い人、韓愈(768~824)のこと。

晩年になって時の皇帝を強く諫めたため、流謫(左遷)されてしまいます。

一族で左遷先への移動中、病気だった四女を亡くします。     

仕方なく簡素な埋葬だけして、そこを後にします。

左遷の地で厳しい体験をし、変節ともいえる上奏文を書き、

許されてまた転任するのです。(詳しくは省きます)

都への帰途、仮に埋葬したお墓の前で、

亡くした子への慚愧の思いを吐露した詩を作ります。

その後も慚愧の思いは深くなるばかりで、

死ぬ前年にその墓を再度訪れ、墓をあばき骨を拾い、

郷里の先祖の墓に埋葬するのです。

無神論者に近い考え方の持ち主、韓愈にしても、

この心の痛みは、弔うことでしか癒せなかったのかも。

 

祖父母、父母、自分たち、そして子や孫と、

順番を守って亡くなっていければ幸せなのですが。

子供や伴侶を先に失った人の痛みは、察するに余りあります。

 

彼岸明け

こんにちは。

秋のお彼岸が明けました。

本当に今年は、雨が続きましたねぇ ><

墓参のお客様には大変でしたが、

お参りが17日から25日の間で散らばって、

それほど込み合うこともなく過ぎました。

また、年末年始に向けて墓園の手入れを進めます ^0^

 

鶴と亀

おはようございます。

お彼岸が近付きました。ちょと台風が心配です ^^;

 

面白い話を見つけたので、ご紹介...^^

 

お婆さんの膝に寄り添い、可愛い手を合わせて仏壇を拝んでいた孫が、

ある朝、不思議そうに尋ねた。

「鶴や亀は、どうしてあんなところにいるの?」

「それはね、鶴は千年、亀は万年と言って、めでたい生きものだから、

 お浄土のような綺麗な仏壇の中にいられるのだよ」との答え。

孫は、ますます不思議そうに、

「鶴は千年、亀は万年たつとどうなるの?」

「わかってるじゃないか、死ぬんじゃがな」

「鶴や亀は、死ぬとどうなるの?」

「鶴や亀は、めでたい生きものだから、死んだら直ぐお浄土へ行くのさ」

「お浄土へいってどうするの、お婆ちゃん」

 

「まあ、おまえは、わからない子だね。

  お浄土へ行ったらローソク立てになるのじゃがな」

 

                   柴山全慶 禅心禅話 より