三猿の教え...

「見ざる言わざる聞かざる」

長く世の中を渡っていると、この教えは

目の前のまずい事に目をつぶり、あえて声を上げず、

批判にも耳をふさいで無事是好日と日和見を決める

処世術とも言えますね。

 

どうやら本当は、若い時には、悪を見ず、悪を聞かず、

悪を言わずを学べという教えのようです。

 

しかし僕たちは目と耳と口を持っているのに、

見えても観ず、聞こえても聴かずの方が多い気がします。

 

宮沢賢治雨ニモマケズの一節「ヨクミキキシ ワカリ」

見ざる聞かざるではなく、良く見聴きし考えることが大切かな。

勿論、同じ観るなら聴くなら良い物事がよいのですが、

今どきの情報過多の時代、それを見分ける能力を養うことが大切。

 

そして良く見聴きし解ってくると、下手なことが言えなくなりますネ。