ふとしたこと

ふとしたことから、頭に浮かんだこと。

 

聖徳太子の17条憲法の10番目。

絶忿棄瞋 不怒人違 人皆有心 心各有執 彼是則我非 我是則彼非 

我必非聖 彼必非愚 共是凡夫耳 是非之理 詎能可定 

相共賢愚 如鐶無端 是以彼人雖瞋 還恐我失 我獨雖得 從衆同擧

 

人が人と交わると、様々なことが起こります。

その時、太子の言葉は深く考えさせられます。

「己事究明」は仏教の基本ですが、なかなかこれができない。

 

人生の玄冬期に入り、多々思うことしきりです。

 

如月

早いもので、もう2月です。

光陰矢の如し...いや光陰光の如しかな。

 

WIKIには、

「如月」は中国での二月の異称をそのまま使ったもので、

日本の「きさらぎ」という名称とは関係がない。

「きさらぎ」という名前の由来には諸説ある。
旧暦二月でもまだ寒さが残っているので、衣を更に着る月であるから「衣更着」
草木の芽が張り出す月であるから「草木張月」
前年の旧暦八月に雁が来て、更に燕が来る頃であるから「来更来」
陽気が更に来る月であるから「気更来」

とあります。

 

今年は昨日までそれほど寒い日がなかった。

実感としては例年2月が一番寒い気がします。

そういう意味では、衣を更に着る月であるから「衣更着」というのが

ピンときます。

 

中国では5日から春節ですね。

旧正月と言うくらいですから、やっぱ寒いのかな..。

 

 

 

快感

習慣的に、布団の中で本を読みながら寝ます。

最近はよく読めても数ページです (即爆睡 ^^;)

固い本だと数行でアウトなので、柔らかい本が殆どです。

 

昨晩は15年くらい前に買った本で、

生物学個人授業(岡田節人南伸坊)を再読開始。

 

伸坊さんの言葉ですが、なるほどと思ったのが、

「わかる快感というのは、わかったつもりでいたことを、

 こなごなに砕かれる快感なのだ。人間は分った時に

 快感を感じるようにセットされている、とボクは思ってる。

 わかった風なことを書いてしまいましたが、

 もちろん砕かれるべき常識、知識もまた、

 ためこんでいなければ、その快感も少ないんですけどね。」

 

岡田節人先生の講義は全編余すところなく快感だらけです。

プラナリア(子供の頃に習いました)のことも快感でした。

プラナリアは雌雄同体で、自分の身体を自ら2つに切って

2匹にするのが、彼らの生殖なのだそうです。(大体3日に一度)

雌雄同体なので、全て最初の一匹のコピーですよね。

そうすると、千年それを繰り返していたとしたら、

プラナリアの命は千年だと言えるのでしょうか。

面白い問いかけです。

私たちが学識として持っている、「生老死」とは別の

パターンがあり、しかも相当多いのだそうです。

 

ん~ん、快感でした。(考え込んだけど...)

 

スウィート・ノベンバー

映画の話題に終始しますが、昨晩はピックアップしていた映画でなく、

なんとなく「スウィート・ノベンバー」を観ました。

 

自分は記憶力が他の人と違うようで、過去の事を簡単に忘れます。

若い頃に履歴書が書かけなくて苦労していたら、

先輩がスラスラっと書いてみせてくれ、大笑いされました。

この映画もずいぶん昔に妻と一緒に観ましたが、

妻は結構覚えているのに僕には全く記憶がなかったのです。

 

情けない事ですが、物は考えようで、

新しく観るように新鮮に楽しめました (負け惜しみ)。

 

偶然とは言え、この映画も愛する人の死を主題にしていました。

Wikiで調べたら「最低リメイク及び続編賞」「最低男優賞(キアヌ・リーブス)」

「最低女優賞(シャーリーズ・セロン)」にノミネートされた。

とあったのですが、それなりによい映画でしたよ。

 

モリー先生との火曜日

今日は成人の日。おはようございます。

数は少ないですが、新成人がお墓参りされる光景は美しいと思います。

 

年末年始で琅琊榜の五回目の視聴を終わり、ちょっと虚脱状態でした。

TVは全く見る気がしないので、古いDVDを探して5枚ほどピックアップ。

往年の名優ジャックレモンが好きで入手した「モリー先生との火曜日」を観ました。

のっけからいきなり涙が出そうになります...(加齢のせい、または泣き虫)。

調べてみると原作がノンフィクションという事で、なお感動。

人間はどうせ必ず死ぬのに、なぜかその話題を避けたがります。

大切な人を(親族ではないのに)喪うことの意味がうまく描かれていて、

15年近く前に見た時以上の感銘を受けました。

 

ごく稀に生前や出生時の記憶を持つ人がいるそうですが、普通はそう言う事は無く、

「生れ生れて生の始めに暗く、死に死んで死の終わりに冥し」ですよね。

自分の生も死も他人(ひと)と共有出来る訳がなく、伝えることも不可能です。

が、影響を多く受けその意味を考えることはできます。

お墓参りをすることの大切さが分かってくるには、

少し年齢を重ねる必要があるかもしれませんね。

 

 

謹賀新春

少し長いお休みを戴きました。

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

 

年年歳歳花相似 歳歳年年人不同」

流行りの終活ではないですが、

諸事情も有り自宅でゆっくり身辺整理をしておりました。

これ程たくさん片付けなければならない物を貯めこんでたのかと、

我ながらあきれ返っておりました。

断捨離は難しいですねぇ ><

 

元気なうちは、明日でも間に合うと思うものですが、

歳歳年年人不同でいつの間にか齢を取ってしまいます。

子孫のために美田を残さなかった(残せなかった)いま、

墓さえ残してやれば、それで十分の想いを強くしています。

 

 

 

冬至

時節はあわただしく過ぎて行き、早くも冬至ですね。

今年も残すところ2週間を切ってしまいました ^^;

今日は暖かいので助かりますが、予報では年末ころは寒いとか。

 

今年一年のご愛顧に感謝いたしますとともに、

どうぞ皆さま良い年をお迎えくださいますように ^0^

 

管理事務所は12月27日から1月5日までお休みです。

墓園そのものは勿論、年中無休ですのでご安心ください ^0^